片づけをする子どもに育てるたった一つの方法
子どもが、自発的に片づけをするようになるには、
子どもが自分自身で、「自分は片づけが出来る」と思いこむこと。
そして、親ができる事は、子どもにできると伝え続ける事。
10回で、できれば儲けものです。たぶん、本気で100回言った頃に改善の兆しがでてきます。
子どもに、「片づけをして~」とお願いすると、まず「できない~」と返ってきます。
これは、片づけが出来ないのではなく、片づけ方が分からないのです。
お願いする片づけを一つ一つの行動に分けて伝えていきます。
「片づけて=掃除して」の場合
①床に落ちている必要なものを棚に片づける
①’必要なものを片づける定位置を決めておく
②床に落ちている必要か必要でないか分からないものをまとめる
②’必要か分からないものは自分のものではないので、一か所にまとめる
③床に落ちている大きなゴミを拾って、ごみ箱に捨てる
④掃除機をかける
⑤雑巾がけ(クイックルワイパーで拭く)
親は、掃除してとお願いした時は、床に何もない状態を指しているが、
子どもは、何をしていいか分からないので、具体的にやって欲しいことを伝える
「5分で、自分のものを元の位置に戻して~」
「ゴミ拾って~」
「掃除機かけて~」
「雑巾がけは、(親が)やるね」
で、掃除は完了する。
この活動をやり始めて3ヶ月経って、やっと、掃除機までお願いできるようになった(小5男子)
しかし、大きいゴミを拾わずに掃除機かけたり、自分の場所だけ掃除機かけたり、
家全体を最後までやりきるのは、まだ無理。
これと同様に、料理や洗濯も同じ。
「料理やって~」「洗濯して~」も同じように分解して、お願いする。
親「料理やって欲しいけど、できる事は何?」
子「包丁で野菜切ることはできる」
親「他には何が出来たらいい?」
子「フライパンで炒める」
親「味付けは?」
子「できない」
親「じゃあ、できる事だけやってみよう」
と話したうえで、
①作るために必要な具材を聞く。
②野菜や肉を切る。
③炒めたり、焼いたり、茹でたり
④味付け、盛り付け
味付けは、塩か焼き肉のたれを混ぜたらOKと伝える
あとは、失敗を許容し、失敗を奨励する。
(そもそも、しっかり火を通して焼き肉のたれで味付けたら、美味しく出来る)
洗濯に関しても、
洗濯機に入れる → 洗剤入れる → 干す → たたむ
の4つが基本で、
洗濯機に入れる時に、ネットに入れたり、色の濃いものを分けたり、臭いものを分けたりと応用が必要。
洗剤は、適当に適量なので、大人子ども関係なし
干すのも、時間はかかるが、子どもでもできる
たたむのは、 たたみ方を教えたら、後は練習あるのみ。あとは、干して収納も取り入れる
片づけをする子ども…というより、自分で考えて手伝いができる子どもにするためには、
やることを小さく分解して、自分ができる事を増やしていき、お前はできるのだ。と自己暗示をかける。
これは、日々の積み重ねが大事で、すぐには身につかない。
片づけしたら、テレビ見ていい。ゲームしていい。など条件付きの許可を与えがちだけど、片づけの意味や意義を伝えることで日々の生活を改善していきたい。
親にとっても即効性の方法はない。
まずは、自分が手本となり、上から下に時間をかけて、伝え続ける。