学校朝食に反対論者が、元教職員と討論して幅が広がった話

市長を目指している スーです。

 

学校朝食とは、家庭で朝食を食べない子どもが、

ボランティアの方が作ったご飯を、学校で食べることである。

(テレビ見ないので、情報が2か月遅れ…)

 

先日、元教職員で現在も教育に関わっておられる方と

「学校朝食」について話する機会がありました。

 

 

話をする前は、学校朝食に反対でした。

話をした後も、学校朝食には反対です。

 

素晴らしい活動だと思うけども、学校朝食をやっても何も解決しない。

ボランティアの人の自己満足でしかないと思っている。

 

 

結論から言うと、

 

無人島にいる人に魚を与えるのか?魚の釣り方を教えるのか?理論に辿り着く。

 

お腹を空かせている人に、ご飯を提供することは素晴らしいこと。

でも、(たとえ親が作らなくても)自分で準備できる方法を教えることが解決策になる。

 

 

元教職員は、長年、子ども達を見てきているので、実体験として、朝食の必要性を感じていた。

脳に栄養が行かないから、午前中はボーっとしていることが多いらしい。

また、ご飯を食べれないことに子どもに責任はない。片親だったり、夜の仕事をしていたり、家庭に問題があっても子どもには責任がないという考えだった。

 

私は、ご飯を食べると眠くなる信者であり、集中力を上げるためにはご飯を食べてはいけないという考えを持っている。ご飯を食べると消化するために胃に血液が集まるので、脳へ血液が回らない。その影響で眠くなる。

また、相撲取りは、朝ごはんを食べる前に稽古をして、稽古が終わってから食事を取る(そして、寝る)。給料に関しても同じで、仕事をしたから給料をもらえる訳で、給料をもらうから仕事をするわけではない。

つまり、頭を使ったり、身体を使ったりすると、栄養が足りなくなるから、食事をするわけで、ご飯を食べたから集中力が高まるという考えには批判的です。

 

 

一方で、過去に朝食を食べずに学校に行き、お腹を鳴らして恥ずかしい思いをしていた方の話も聞いた。

ご飯を食べたい、けど、ご飯がない。

仕方ないから、水飲んでそのまま学校に行った。学校でご飯を食べた。

地域によっては、朝食がない家庭は結構あるようだ。

授業に集中できないとか、そういうレベルではなく、理屈抜きに、お腹が空いている。

朝食を食べる事ができる家庭は、それだけで恵まれている。

 

朝食を食べる事ができなかった経験のない人は、

お腹が空いている人の気持ちはわからない。

 

 

市長になり、学校朝食を支援するか?を判断するときに正解はない。

支援することが正解でもあり、支援しないことが正解でもある。

しかし、どちらかを選ばなければならない。

 

私は、学校朝食には反対です。

 

けども、お腹を空かせた子どもには、別の形で朝食を届けたい。

 

やはり、ご飯をあげる、あげない。ではなく、ご飯の作り方を教える。

お腹空かせている子がいたら、我が家にご飯食べに来いよ!と言えるようなコミュニティを作る。

 

大変だけども、つながりを作っていくことが、大事。

 

簡単に、食事を提供することは、哀れみであり、優しさではない。