大人も子どもも、仲間を三人集めるところから始める

 上手くいく活動は、コアメンバーが最低3人いる。

これは、ここ20年の実体験に伴った仮説です。

 

あるグループで、方向性を決める時、

一人だと、声の大きい発言者のみになり、発言者の意見に好意を持つ人だけ動く。多人数がいる場合は周りの状況を見て、少数派にならないように動く人が多い。

2人だと、発言者と煽っていく副キャプテン的な感じになり、グループとしての方向性が整っていく。一方で、反対意見の人、少数派になりたくない人を取りこぼしてしまい、短期的には動きはできるが、長期的になると破綻してしまう。

三人だと、一人が主張し、一人が煽り、一人がフォローし、バランスのいい方向つけが出来る。2人で疾走しているところに一人が軌道修正をしていく感じで、全体の流れが出来る。大きな流れになってしまえば、そのまま流れに乗って進んでいく。

 

子どもの友達との付き合いにおいても

3人だと、3人ともにやりたいことが一緒になることは少ないが、

誰かが喧嘩して気まずい雰囲気になった時に、一人が間に入ってフォローできる。三人それぞれが別の方向に行ったとしてもそれぞれが客観的に言い合いが出来る。 2人だと喧嘩別れする。

 

3人というのは、面倒なことも多いが、長期的に見るとバランスがいい。

 

 

活動の中で、一人が頑張りすぎて上手くいかない場合は、完全燃焼してしまって、情熱が燃え尽きてしまう。会社でいうところの、うつ病に近い感じ。

2人入れば、フォローし合えるので、一人にかかる負担が軽くなる。一方で2人だと、自分はこれだけ頑張っているのに相手が何もしない。というように自分の期待値以下の仕事になると、途端に仲間割れの言い合いが始まってしまう。

これまで仲良くやってきただけに、期待を下回ると、これまで以上に批判をし合う関係になってしまう。

 

ここでストップをかける事ができるのが、3人目の存在。

冷静にお互いを見て、批判や評価するのではなく、話を聞き、協力する事で、活動が前に動き出す。3人目は目に見える活動は不要であるが、2人が活動を推進していく手伝いをやることで、2人の険悪な雰囲気を取り除いていく。