家族仲がいいと、友達ができにくい、しかし友達がいないことに価値がある

当たり前の論法なのですが、

 

家族仲がいいと、家族で一緒にいることが多く、家族だけの時間が多い。

その分、友達と遊ぶ時間が減るので、結果として友達ができにくい。

 

 家族の時間は大事だけども、

友人知人と顔を合わせる時間を作ることが、友達を作る秘訣

時間を共有し、趣味や興味を共有することで親しくなっていく。

 

私の子ども時代は、友達は多かったように思いますが、

小学校、中学校の友達で今も継続して中いい人は、ほとんどいない。

もちろん、高校、大学の時の友達も今ではほとんど面識がない。

やはり、付き合いがあるのは、いま近くにいる人…の中で、気が合う人になる。

たとえ、仲がいい人がいたとしても、引越しをすると疎遠になるし、

次にまた新たな人との付き合いができてくる。

 

なので、子どもが学校でいじめられているとしても

一過性のもので、環境を変えればいいし、しばらくすると付き合う環境も変わる。

変わらないのは、家族だけ。

そういう意味では、無理して友達を作らなくてもいいし、今が嫌でもそのうちよくなるし、今が楽しくてもそのうち悪くなることもある。

 

 

それでは、なぜ友達を作るのか。

 

それは、今を楽しむために、同じ楽しみを共有する人をつくるため。

昔は同じ楽しみを持っていたとしても、10年経つと楽しみも変わる。

だから、友達も変わる。

 

友達ができないと悩んでいる人がいるとしたら、

楽しみが特化しすぎていて、周りと共有できないから。

友達がいないということは、ある意味、特別な能力。

特に幼少期に共有できることは、テレビやゲーム、遊び、スポーツが多く、

その時々の表面的な付き合いが多い。

 

成長していくにしたがって、本好きであれば、好きな作家や好きな思想家が出てくる。

その趣味嗜好が似ているからこそ、友達になれば、楽しくなる。