ドラえもん子育て(過程の大切さについて)

スーです。

ドラえもん とかけて 子どもの成長 ととく、
その心は、結果よりも過程(家庭)が大事です。


テストで0点をとるのび太君は有名です。


そんな時は、お助けロボットのドラえもんが助けてくれます。
私が知っているテスト対策の道具は、
・コンピュータペンシル
・暗記パン

この2つの道具を使う時に、ドラえもんはあからさまに違う態度を取ります。

コンピュータペンシルを使うときは、ドラえもんは途中から露骨に嫌な態度を取ります。
暗記パンの時は、テスト前まで(積極的に?)のび太君に食べさせ続けました。

 


この2つの違いはどこにあるのでしょうか?


冒頭申し上げた、「過程」にあると思います。

コンピュータペンシルは、ペンで書くだけで、テストで100点を取ることが出来ます。
一方で、暗記パンは、テストに出るだろう項目をコピーしてそのパンを食べなくてはなりません。さらに、一旦排出するとその内容も全て忘れてしまう。というもの。

つまり、程度の差は少しですが、そこに「努力」の跡がみえます。

パンを食べるという苦労
暗記する場所を選択する苦労(暗記する場所が違えばテストで点は取れない)


ドラえもんは、子ども(のび太)の成長のためにちょっとずつの苦労と失敗を経験させたかったのだと思います。


テストで100点を取るという結果だけを求めるのであれば、
タイムマシンで未来に行ってテスト問題を全て持ち帰り、そこだけ暗記すればいいですし、小型の虫ロボット(?)を出して、出木杉君の回答を見る。などいくらでも方法があると思います。


そうしない理由は、失敗が必要だから。
だけども、失敗続きの中で、小さな成功体験を経験して、
やる気を上げるために、未来の道具でちょっとだけお手伝いする。
そこがドラえもんの目的だと思います。

 


これは、私たちの子育てでも共通するところがあると思います。
小さな失敗の積み重ねで、大きな失敗をした時の対処法を学ぶ。

例えば、小さい頃に外でたくさん遊んで、転んで怪我をしていないと、
転んだ時の手の付き方や、転び方を学ぶことがない。
そんな状況で大人になって転んだら、大怪我になってしまう。

例えば、小中高大と勉強を頑張り、一流のところに行くが、
就職活動で第一希望に受からず、引きこもりになる。
もしくは、希望通りに行っても過労死、自殺など。
一度どこかで失敗していれば、その失敗を機に色々考えることもあると思います。


失敗をしていないからこそ、失敗した時に何をすればいいか分からなくなる。
だからこそ、小さい失敗で、経験を積ませることが大事