いい子、悪い子、普通の竹の子
スーです。
毎年、知人のご厚意で、たけのこ狩りをやっています。
遠慮のない私は、いつも、持ち帰れるだけ頂いて帰ります。
今回の総重量は…38.5kg
しかも…車を所有していない我が家は、往復約2時間を、交通機関にて移動。
どういう姿で持って帰っているかはご想像にお任せします。
大きいたけのこと小さいたけのこ
大きいたけのこは、茹でて煮物に。小さいたけのこは得意の直接ファイヤーです。
さてさて、実際の竹林は、こんな感じです。
涼しくて、空気が気持ちいいです。
それだけでも、喧噪な日常から離れられます。
(というのは建前で、本音は、おいしいたけのこが食べたいという食いしん坊)
今回は、竹の子の、「いい子」「悪い子」「普通の子」の見極め方法を伝授します。
いい子
全体がほとんど土の中に隠れています。
頭を出しているのは、数センチ(5センチ)程度です。
プロになると、落ち葉の盛り上がり具合で、竹の子を見つけます。
ここ掘れワンワンレベルです。掘って初めて竹の子が現れます。
悪い子
50センチ以上地面から出ていたらNGです。
このまま大きくなり、やがて、竹の子から竹に成長します。
成長途中の悪い子(竹の子としての意味)は、竹の思春期にあたり、扱いが難しい。
このまま竹にしたほうがいいのか…竹になる前に使命を終わらせるべきか…
ちなみに、私は、冷酷に使命を終わらせるタイプです。
普通の子
大体すぐに目がつくのが10センチ程度のレベルです。
素人でもすぐに見つかります。4歳の子どもでもすぐ見つけます。
難しいのは、「普通の子」と「悪い子」の見分け方です。
30センチをどちらと判断するかは気分です。豊作不作の影響もあります。
ちなみに、私は、ほとんどストライクゾーンです。食べられればOK。
プライベートも老若男女…
スーパーよい子の発掘シーンです。
この道具は、いわゆる、たけのこ堀鎌です。
この鎌の先にちょこんと見えてるのが、スーパーよい子のよしこちゃんです。
これを見つけたら、ラッキーです。大切に根っこのぎりぎりまで辛抱強く掘ります。
根っこ付近は、赤のボツボツがあります。
竹の子の穂先が向いている方向から掘り始め、赤いボツボツがあれば、そこめがけてスマッシュです。
たけのこの根っこ付近には、他の竹の根っこもあるので、穴を掘るというより、
竹の根っこを切り落とす。に近く、場所によっては非常に重労働となります。
最後に
<スーパーで竹の子を買う時のポイント!!>
これまでの流れで、スーパーよい子のよしこちゃんは、土に埋もれていることがわかりました。タケノコの根っこ付近は赤いボツボツがあることがわかりました。
以上より
・竹の子の上部に土がついているものがよい(埋もれていたであろう竹の子)
・竹の子の底に赤いボツボツがあるものがよい(根っこまで大切に掘られた竹の子)
・竹の子の底の切り口が白く、赤いボツボツが変色していない(鮮度がいい竹の子)
・竹の子の穂先以外で緑の葉っぱが見えないこと(埋もれたいたであろう竹の子)
おまけ
帰ってすぐ1/3程度の下処理を開始しました。
すべてのコンロが埋まり、下処理に丸半日かかるので、2日は、火のない生活。
そして、2日後からは、無限竹の子。
「また竹の子?」と言われる日々が続くが、それでも1年たつと食べたくなる不思議。
うまいものをうまく食す。
竹の子の刺身、筍ご飯、たけのこの天ぷら、竹の子の煮物、しばらく幸せな生活が続きます。