学歴必要ないと頭で理解しても、実現できない理由
自分が勉強してこなかったから、子どもに何も言えない スーです。
学歴必要ないと頭で理解しても、実現できない理由は、
親にとっても子どもにとっても、勉強して学歴を取ることが楽だから。
そして、勉強は努力した時間に対しての成果が分かりやすい。
今週は、たくさん本を読みました。
伊藤譲一 「教養としてのテクノロジー」
堀江貴文 「好きなことだけでで生きていく」
大前健一 「大前家の子育て」
本田健 「ユダヤ人大富豪の教え」
岡本太郎 「自分の中に毒を持て」
その他数冊。
今週、気になって読んだ本を無理矢理まとめると
「好きなことを仕事にして、遊びのように働く」
がキーになっていた(と思う)。
本の本題は「遊ぶように働く」ではないのかもしれない。
しかし、私の読書フィルターでは、どの本を読んでも
「仕事→好きなことをして遊ぶ」ばかりが引っかかる。
どの本にも書かれているのが、学校の成績は関係ない。
「熱意(情熱、集中力)」を重視する。ということ。
そうはいっても、現実問題、学歴や成績は重視される。
子どものテストの成績をまったく気にしないかといわれると、気にするし、子どもに対して宿題しろと言ってしまう。
(本を読んでも、行動まで結びついていない)
考えれば簡単なことだけど、
スポーツや趣味を頑張るより、勉強をしたほうが成果が出やすい。
たとえば、年間で
東京大学に入学する人は約3000人、
プロ野球選手になるのは約120人。
大学も東京大学だけではなく、
旧帝大にしぼると約2万弱
国立大学に絞ると約4万弱
また、大学入学だと1年ほどで挽回が可能だが、
プロのスポーツ選手を目指すとなると、1年で実現するのは不可能に近い。
高2から一日12時間勉強して東大に入ったという話は聞くが、
高2から一日12時間練習して甲子園に行ったという話は聞かない。
小さい頃から、ターゲットを定めて、そのスポーツだけをやって、やっと到達できるレベル。趣味でトップを取るのも同じ。
そういう意味では、勉強以外を進めるのは、
より厳しい選択を子どもに課していると考えられる。
親も子どもも一番楽なのが、勉強することだから、勉強に向かうが、これからの社会で本当に必要なことは、
「自分のやりたいこと」で一番を目指すという大変な時代なのかもしれない。
最初の「学歴必要ない」が一理あるかも知れない。と思ったとして、次の壁は、「じゃあ、何やるの?」ということ。
こればっかりは、自分で探すしかない。
人に言われて、やりたいことは見つからない。
好きなことで、どれだけでも集中ができ、楽しいこと。
見つかるまで、(本人も親も)辛抱強く待つ。
そこを我慢できないから、親は勉強しろ。と言うし、子どもも仕方ないから勉強する。
学歴必要ないと頭で理解しても、実現できない。
この負の連鎖を断ち切ってきたのが、冒頭の5名。
何をしたかというと…「自分の好きなことをやる!」
好きなことに特化して、とことんやる。
それがだめでも、次のやりたいことに全力
毎日、今を精一杯生きることで、自分に自信をつけることが、学歴より大事な資質になる。